こんにちは、院長の助廣です。

成人の歯科治療のゴールは様々ですが、一つ上げるとすると痛みなどの不自由なく日常生活が送れることではないでしょうか。

では、小児歯科の場合の治療の目標・ゴールはどうでしょう?

一番は成人同様痛みなど不自由のない日常生活が送れることです。しかし、小児治療では、月齢や年齢によって、治療ができるかどうかが左右されます。

無理やり押さえつけて治療をすれば、おそらく虫歯はなくなり不自由のない状態を得ることができます。ただし、それでは治療後に子どもの中ではおそらく歯医者さんは押さえつけられる怖いところというイメージができてしまい将来歯科受診が難しくなってしまうかもしれません。

そうならないように、私たちが大事にしていることとして、子どもができる範囲で診療を行い、「できた」という経験を積み重ねることで、少しでも心にプラスの貯金を残すこと。

そのようにすることで子どもたちは、治療に自信を持ちできるようになっていきます。

その場で虫歯を完璧に治療することも大変すばらしいことですが、それ以上に将来歯科嫌いにならないようにすることも大事ではないでしょうか。

将来を考えた診療を私たちは常に考え治療にあたることが小児治療を行う上で最も大切なことであると考えております。

 

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