有名な話で、木こりが泉の中に斧を落として女神が出てくるという話。

正直に答えた木こりは女神から金の斧をもらい幸せになるというお話です。

木を切るだけなら鉄の斧、銀の斧、金の斧も変わりありません。でも、金の斧は金でできているという付加価値があります。

金という金属の特徴として、錆びにくい、劣化が少ないという大きなメリットがあります。劣化が少ないということが市場価値を高めている一つの点です。

これは、歯のかぶせ物にも同じことが言えます。

お口の中は絶えず唾液で満たされ、金属が腐食しやすい環境といえます。

噛むという点であればどちらもしっかり噛める素材です。しかし、時間が経つにつれ、ふちの部分から腐食が起きたりするのも事実です。腐食が起こるとその部分が虫歯になりやすくなります。

金やセラミックの持つ材質の安定性は今後の予防にもつながります。

もちろん材料を変えただけで、むし歯を予防できるわけではないので今後のメンテナンスはより重要な役割を持ちます。

むし歯で治療が必要になった歯を治療後、「金の斧」の状態で保つには予防の意識と行動が大切ですね。