もともと歯が少ない場合のことを先欠といいます。先欠が多くみられるのは永久歯では前から2番目の歯である側切歯、5番目の第二小臼歯、親知らずである第三大臼歯です。

これらは遠心退化論と呼ばれる法則で、前歯、小臼歯、大臼歯で分類した場合後方の歯が退化して欠損していることが多いというものです。

歯が少ない場合には、後ろの歯がそのスペースを利用して隙間を埋めてきれいに歯が並べば問題はありませんが、スペースが残るようなことがあればその場所をどうするかを考えなくてはなりません。

例えば成人してインプラントを入れるなどの対応です。

小児期には成人してからの歯並びの予測が可能になるので、将来に向けてどう向き合えばいいのか計画を立てておくことは非常に重要なことになります。