6才頃から歯がだんだん生えかわってきます。上の前歯が生えかわると、歯と歯の間に隙間ができるいわゆる「すきっぱ」という状態になることがあります。もともと上の前歯は少し横に拡がるように生えてくるため、生えた直後に隙間ができることがあります。

 

出来た隙間は、前から3番目の犬歯という歯が生えてくるときに、少しずつ横に力をかけながら生えてくるため、時間経過とともに隙間が閉じてくることがあります。

 

それでも開きが大きいと戻りが弱いときがあります。それは上唇小帯と呼ばれる上唇から伸びているヒダに引っ張られているためです。このヒダが伸びすぎていると前歯が閉じるのを邪魔することがあります。

 

そのため、生えかわった際に、この上唇小帯が伸びている場合にはその位置を修正するための処置が必要になることがあります。

 

処置は麻酔後レーザーを用いて行うため、30分ほどで終わり、処置後の出血もほとんどありません。

 

必ず必要な処置ではありませんが、歯並び予防のためには大切な処置になります。気になる方はご相談ください。