歯磨き後のうがいは1回だけにしたほうが効果的?
2020.04.28(火)
毎日、歯磨きをしていますか?
歯磨きは、虫歯や歯周病を予防するためにおこなっていると思いますが、実は、歯磨きの後のうがいは1回だけでいいということをご存知ですか?
「歯を磨いたあと、口をゆすぐのが1回だけってどういうこと?」と驚くかもしれませんね。
「うがいが1回だけでは歯磨き剤が口の中に残ってしまうから気になる」と…。
狙いは、そこです。
歯磨き剤に含まれているフッ素の効果をできるだけ持続させるためには、お口の中に歯磨き剤の味が残っているくらいがちょうどいいのです。
日本で販売されている歯磨き剤は、少しくらい飲み込んでしまっても身体に影響がでることが無いように作られていますので、心配はいりません。
歯の表面は、食事をするたびにカルシウムなどのミネラルが溶け出してしまうという特徴があるのですが、唾液による再石灰化という作用ですぐに修復される仕組みです。
フッ素は、その再石灰化を促進して歯を強化する働きがあります。虫歯予防のために歯の表面にフッ素を塗る予防法があるほどです。
日本で売られている歯磨き剤のほとんどの製品には、フッ素が入っています。フッ素の効果をできるだけ高めるためには、歯磨きのあと、あまり口をゆすがないほうがいいでしょう。
まずは食べかすやプラークを流してしまうために、歯磨き剤をつけずに磨いて口をしっかりゆすぎます。磨き終えたら歯磨き剤をつけて仕上げ磨きをして、1回だけゆすぐようにします。
歯科医院だけで取扱いのある歯磨き剤には、フッ素が効果的に配合されたものがありますので、ご希望の方は受付でお声掛けください。
すけひろ歯科・kidsデンタルクリニックでは、一人ひとりのお口に合わせた効果的な歯磨きの方法をアドバイスしています。
歯やお口に関することで困っていること、相談したいことがあれば、ご相談にお越しください。
子どもの口呼吸はキケンかもしれません。予防と対策は?
2019.11.07(木)
こんにちは。
すけひろ歯科・kidsデンタルクリニックです。
お子さまは、いつもお口をぽかんと開けたままになっていませんか?
もしそうだとしたら、口呼吸が当たり前になっている可能性があります。
口呼吸は、風邪をひきやすくなるばかりでなく、虫歯の原因になったり、お顔の歪みの原因になったりすることがありますので、注意が必要です。
■出っ歯になりやすい
口を開けている状態が続くことで口のまわりの筋力のバランスが崩れ、歯が前へ倒れるように成長しやすくなります。出っ歯になりやすい状態といえます。
■クチャクチャ音をたてて物を食べる
咀嚼音が漏れやすくなってマナーや印象が良くありません。さらに噛む機能が低下するため、消化機能にも影響がでて、身体の成長を妨げる場合があります。
■風邪をひきやすくなる
お口の中が乾燥し、雑菌やウイルスがのどの奥へ侵入しやすくなります。乾燥によるのどの痛みを起こし、風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなります。
■アレルギー症状を起こしやすい
花粉症などのアレルギー症状を発症しやすくなります。お口の中が乾燥して唾液による殺菌作用がなくなるため、口臭がきつくなる場合もあります。
■ポカンとした印象になる
意味もなく口を開いていることでぼんやりと集中力に掛けた印象になるため、見た目もよくありません。クセになってしまうと、将来、面接などで不利になる恐れも。
■顔の形が歪む恐れがある
お口の筋肉をあまり使わない状態が続くと、顔の輪郭にたるみが出て、ひどいときには顔の形が歪むことも。
■睡眠時無呼吸症候群のリスク
肥満が原因でおこりやすい睡眠時無呼吸症候群ですが、口呼吸のために気道が閉じてしまったり、いびきをかきやすくなったりすることから、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。
口呼吸は、シャボン玉や風船を膨らませるといった遊びや、お口の体操、睡眠時にテープを貼る治療などで改善を図ることができます。歯科医師の指導のもと、正しくおこなうようにしてください。
口呼吸から鼻呼吸に切り替えるまでお口の乾燥を防ぐためには、マスクを着用するとよいでしょう。
すけひろ歯科・kidsデンタルクリニックでは、小児歯科の専門的な知識をも歯科医師が、お子さまの口呼吸の改善に向けてのアドバイスをおこなっています。何でもお気軽にご相談ください。