術者の感染予防
2020.04.25(土)
皆様におかれましても、コロナ騒動で大変な時期をお過ごしのことと思います。そのような中、少しでも歯科についての情報発信ができれば幸いです。
さて、感染には様々な感染ルートが考えられます。一つは待合室で起こる患者様同士の飛沫感染、術者を介しての患者様から違う患者様への感染。
待合室での感染に対して、窓を開けての換気、換気扇での換気、手で触るところの消毒などを行っています。
院内では術者が媒体となって患者様へ感染を広げる可能性があります。私たちはそのことを十分に理解して診療にあたっています。
対策の一部として、
- 患者様へ使用する器具の滅菌の徹底(使いまわしをしない)
- 手洗いうがいの徹底
- 各患者様へのコップなどは使い捨てのものを使用
- 私生活での外出を必要最小限にする
- 毎日の検温・体調の報告
- 口腔外バキュームによる飛沫拡散防止
- フェイスガードによる術者への飛沫の付着防止
私たち自身が感染しないことが、歯科医院での一番の感染リスク低減だと考え診療にあたっています。
皆さまが安心して受診していただける環境づくり目指して。そして、一日も早い新型コロナウイルス感染の収束を願っております。
待合室での換気・飛沫防止対策
2020.04.21(火)
待合室での感染対策として、
- 窓をあけての換気
- 換気扇による換気
- 雑誌類、キッズスペースのおもちゃの撤去
- 受付の飛沫防止シートの設置
を行っています。
また、できるだけ待合室が混みあわないように、予約時間を調整させていただいています。予約時間・処置時間がずれてしまうと他の患者様へ待合が混みあったり他の患者様同士の接触機会が増えてしまいますのでどうか予約時間の厳守をお願い致します。
急患様の対応につきましても、一度お電話で込み具合を確認していただくか、webにて空き状況を確認されてからの来院をお願いしております。
皆さまにはご不便お掛け致しますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
口腔外バキュームとエアロゾル
2020.04.18(土)
最近飛沫感染という言葉を耳にすることが多いと思いますが、歯科で注意が必要なのがエアロゾルを介した飛沫感染です。
エアロゾルとは、唾液、血液、分泌物、切削片、歯磨剤、回転器具の冷却水などを含む霧状の汚染水です。
ハイスピードタービンなどを使うと半径2mまで飛び散ります。そのため、病原体が空気中に飛散し、結果として診療室全体を汚染します。空気中に飛散した病原体は、人々の皮膚、粘膜、呼吸器官、傷口を通じて感染を生じさせます。
歯科診療室ではこの空気のコントロールが非常に重要になります。
換気を良くすることはもちろんですが、診療中にこのエアロゾルが拡散しないように吸引し続けることが大事になります。
そこで効果を発揮するのが口腔外バキュームです。口腔外バキュームは、エアロゾルを効率よく吸入して、患者様や術者がエアロゾルを吸入することを防ぐことができます。また、治療に伴う粉塵やエアロゾルの飛散を防止するために有効であり、汚染範囲も縮小できるのも特徴です。
6~12才 ~永久歯が生えてきたら~ 親子で取り組みましょう!
2020.04.15(水)
~仕上げ磨きは、少なくとも小学生の低学年までを目安に~
~ひとりで上手に磨けるまで行いましょう~
生えたての永久歯はまだ歯質が弱く、表面がざらついていてむし歯になりやすいので注意が必要です。子どもがひとりで磨けるようになるまで、仕上げ磨きは続けていきましょう。
~ひとりで磨けるようになっても、予防歯科を続けていきましょう。~
予防歯科とは、むし歯になってからの「治療」ではなく、「予防」を大切にすること。歯医者さんで受ける定期的な健診などのプロケアと、歯科専門家の指導に基づく毎日のセルフケアで、永久歯が生えそろってからも予防歯科を実践していきましょう。
6~12才 ~永久歯が生えてきたら~(子ども編)
2020.04.14(火)
乳歯の奥歯のさらに奥、前から数えて6番目の歯が生えてきたかどうか日ごろから確認するようにしましょう。生えている途中の歯は背が低い状態が1年半ほど続くので気づきにくく、磨きにくいので注意が必要です。
~磨き方のコツ~
- 生えかけの奥歯
ハブラシを斜めに入れて1本ずつ磨きましょう
- 凸凹な歯並びの前歯
ハブラシをタテに当てて細かく動かしましょう