歯並びのためのお口のトレーニング①
2020.02.08(土)
歯並びは、実は歯のみで決まるのではなく、周りにある舌や唇の力に影響されます。
例えば、歯の生えかわり時期のお子様の場合、舌の位置が悪くていつも歯に圧がかかっていると、歯は前へ前へと押し出されていきます。
また大人でも、矯正治療を始めたときに下からの圧が強いままだと矯正治療がスムーズに進まなかったり後戻りしてしまいます。
舌の位置を治し舌や唇からの力のバランスを改善するにはお口のトレーニングが必要です。数回にわたりこのトレーニングについてご説明していきます。
先欠
2020.02.07(金)
もともと歯が少ない場合のことを先欠といいます。先欠が多くみられるのは永久歯では前から2番目の歯である側切歯、5番目の第二小臼歯、親知らずである第三大臼歯です。
これらは遠心退化論と呼ばれる法則で、前歯、小臼歯、大臼歯で分類した場合後方の歯が退化して欠損していることが多いというものです。
歯が少ない場合には、後ろの歯がそのスペースを利用して隙間を埋めてきれいに歯が並べば問題はありませんが、スペースが残るようなことがあればその場所をどうするかを考えなくてはなりません。
例えば成人してインプラントを入れるなどの対応です。
小児期には成人してからの歯並びの予測が可能になるので、将来に向けてどう向き合えばいいのか計画を立てておくことは非常に重要なことになります。
森の泉
2020.02.05(水)
有名な話で、木こりが泉の中に斧を落として女神が出てくるという話。
正直に答えた木こりは女神から金の斧をもらい幸せになるというお話です。
木を切るだけなら鉄の斧、銀の斧、金の斧も変わりありません。でも、金の斧は金でできているという付加価値があります。
金という金属の特徴として、錆びにくい、劣化が少ないという大きなメリットがあります。劣化が少ないということが市場価値を高めている一つの点です。
これは、歯のかぶせ物にも同じことが言えます。
お口の中は絶えず唾液で満たされ、金属が腐食しやすい環境といえます。
噛むという点であればどちらもしっかり噛める素材です。しかし、時間が経つにつれ、ふちの部分から腐食が起きたりするのも事実です。腐食が起こるとその部分が虫歯になりやすくなります。
金やセラミックの持つ材質の安定性は今後の予防にもつながります。
もちろん材料を変えただけで、むし歯を予防できるわけではないので今後のメンテナンスはより重要な役割を持ちます。
むし歯で治療が必要になった歯を治療後、「金の斧」の状態で保つには予防の意識と行動が大切ですね。
子どもの記憶と歯科
2020.01.27(月)
子どもの記憶の形成は3歳頃から始まるといわれています。3歳未満の時の記憶は成長と共にだんだんと記憶が薄れてくるということです。
しかし、3歳を過ぎて経験したことは後々記憶に残りやすいといわれます。
つまり、3歳を過ぎて、歯科で抑えられて治療を受けた、痛い経験をしたということが積み重なってくると、それは成人してからも記憶に残っていきます。
治療が必要な場合には、治療で嫌な経験をさせないことが大事になります。
それ以上に大切なのは、3歳になったときに治療が必要な状態にさせないこと、そこまでの予防が大切になります。
ぜひ0歳からの予防、むし歯0を目指していきましょう!
タフトブラシ
2020.01.25(土)
歯の表面は歯ブラシを、歯と歯の間や隙間をフロスや歯間ブラシを用いる方は多いと思います。
しかし、最後方の部分はなかなか通常の歯ブラシでは届きにくいことがあります。
そこでお勧めなのがタフトブラシです。
タフトブラシはその形状から最後方や歯の溝の部分を磨くのに適しています。
清掃器具には得意・不得意があるので普段のケアで気になることがありましたら何なりとご相談ください。